シューティングブレーク商談④
シューティングブレークの商談に出かけたのは1月某日。
新春セールや初売りなど正月らしさが消えたころでした。
前回と同じ営業さんと対面。
いい中古車のシューティングブレークは出てきましたか?と尋ねたら、「中古車もいいんですが、ぜひこちらもご提案させていただきたいと思い、来店をお願いしました!」とにこやかに一枚の見積書を出してきました。
それは、新車のシューティングブレークの見積書でした。
新車なんて予算オーバーですよ〜と笑いながら金額を眺めたら目を疑う金額が書かれていました。
活躍したプロ野球選手が契約更改で倍増提示を受けた時もこんな心境かもしれません!
コーヒーカップを持つ手が震えていたかもしれません。
営業さんが言うには、どうもシューティングブレークの在庫車があるらしく、お買い得価格で私のような一見さんにも商談を持ち掛けたようでした。
別の本を読むと、輸入車は需要を読んで輸入し、国内にストックしておくとのことです。
この時点でCLAクーペの新型車両が公開され、在庫を嫌ったかもしれません。
それにしても安い!けど高い!
どのくらい予算オーバーになるか確認するため、私が検討していたラインの中古車を買う場合の見積書も作って貰いました。
結果、新車はものすごく予算オーバーと分かりました…
乗り気でない私の様子を察した営業さんは、ここで営業トークを繰り出してきました。
「新車ですから当然ピカピカです。それに高い金額のお買い物ですから、どうせ乗られるならピカピカの新車の方がいいですよ〜」
グサっ!と刺されました。
これまで新車を乗り継いできた私にはピンポイントな一言でした。
そりゃあそうですよね!新車は新品だから気持ちいい!服も新品しか買いません。家も新築が良い。
しかし!今回ばかりは綺麗な中古のシューティングブレークをおトクに手に入れようというミッションがあるのです。
一方で、こんなチャンスはなかなかないのも事実。
ちょっと考えさせてくださいと伝え、作戦を練ることにしました。